精力的に練習に励む選手たちを笑顔で見守る金明輝監督(中央)=鳥栖市北部グラウンド(撮影・2月12日)

 サッカー・J1サガン鳥栖は16日午後2時から、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで開かれるルヴァン杯第1節で札幌と対戦する。久しぶりに公開された12日の練習後、取材に応じた金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「攻守ともに切れ目のないサッカーを準備してきた」と今季公式戦の初陣に意欲を見せた。

 沖縄キャンプ後の総括で「攻撃の質をさらに上げたい」と課題を挙げた指揮官は、鳥栖に戻って来ると、報道陣やサポーターをシャットアウトして戦術を落とし込んできた。

 「相手に合わせるのではなく、自分たちから攻守でアクションを起こしていく」。金監督がまず語ったのは今季の戦い方のベースについてだ。得点力向上を見据えつつも、「きれいに点を取ることは求め続けるし、そこをないがしろにするとチームとして先がない。ただ、泥臭さも必要。ゴールを奪うために最も確率の高いプレーを選択していきたい」と続けた。

 今季は夏に東京五輪が開催されるため、シーズン前半は過密日程で進む。選手層の厚さが鍵となるが、金監督は「チームを入れ替えても遜色なく戦える」と戦力に自信をのぞかせる。一方で、「誰が出ても同じでは物足りない。(ゲームで)違いを生み出せる選手が出てきてほしい」とさらなる成長を促す。

 16日に対戦する札幌とは、昨季のリーグ戦で2戦2敗。セットプレーやクロスから失点を喫しており、金監督は「高さやダイナミックな攻撃が彼らの特徴で、セットプレーも脅威。そういう部分で一発やられないように気をつけたい」と気を引き締めた。

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