唐津市沖や長崎県平戸市沖での洋上風力発電計画で、知事意見案を審議した佐賀県環境影響評価審査会=県庁

 佐賀県唐津市の馬渡(まだら)島と長崎県平戸市の的山(あづち)大島周辺の海域に、東京の民間企業が大規模な洋上風力発電を設置する計画で、佐賀県環境影響評価審査会(会長・穴井謙福岡大工学部教授、15人)は13日、同社の環境影響評価(アセスメント)配慮書に対する知事意見案を原案通り承認した。

 計画の実質的な事業主体は再生可能エネルギーの発電事業会社「INFLUX」(インフラックス、東京都)で、昨年12月の審査会で計画の概要を説明し、最大65基の風力発電機を設け、総発電出力は61万7500キロワットになるとしている。

 意見案は、唐津市や東松浦郡玄海町、県の意見を反映した。事業の想定区域周辺に玄海国定公園がある点や、日本棚田百選に選ばれている「浜野浦の棚田」からの景観への影響を指摘し、住民や関係団体の意見を踏まえて評価することを求めた。騒音や風車の影、生態系への影響を避け、低減することも要請した。

 県は23日までに、知事意見を事業者と経済産業省に通知する。

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