原恭二署長から感謝状が贈られた関口颯馬君(左)と倉光遼君=唐津署

道に迷った高齢女性を助け、感謝状が贈られた関口颯馬君(左)と倉光遼君=唐津署

 道に迷った高齢女性を交番まで送り届けたとして唐津署は12日、唐津市の成和小4年の倉光遼君と関口颯馬君に感謝状を贈った。徘徊(はいかい)していた高齢者が事件事故に巻き込まれるケースが増えており、原恭二署長は「人を思いやる優しい心が人命救助につながった」と2人の行動をたたえた。

 2日午後2時20分ごろ、同市和多田で散歩をしていた2人は、路上で90代女性から「唐津はどこですか」と声を掛けられた。「ここですよ」と答えるも、女性は理解できていない様子だったという。

 心配になった2人は、近くの関口君の自宅に買い物袋を置いた後、すぐに戻った。女性が「自宅が分からない」と話したため、「(自分たちの)家に連れて行くより早い」と交番を目指して歩いた。

 交番まで約600メートル。女性の手を倉光君が握り、3人で歩いた。途中で女性は「あなたたちがいなかったら泣いていた」と漏らし、交番を後にする2人に「ありがとう」と声を掛けたという。女性にけがはなく、その後、市内のグループホームで生活していることが分かった。

 関口君は「事故が多いので助けてよかった」と胸をなで下ろし、倉光君は「あのおばあちゃんが安心して暮らせるよう、事件や事故が少なくなってほしい」と願った。

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