佐賀地検

 無免許運転をして身代わりを知人に依頼したとして、道交法違反(無免許運転)と犯人隠避教唆の罪に問われた被告(21)の初公判が12日、佐賀地裁(今泉裕登裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑、即日結審した。

 起訴状によると、被告は昨年8月1日午後6時40分ごろ、佐賀市の路上で無免許で軽乗用車を運転。刑事責任を免れる目的で助手席の男性に身代わりになるよう依頼し、佐賀南署の警察官へ虚偽の申告をさせたとしている。

 検察側の冒頭陳述などによると、被告は当時、別の刑事事件で保釈中。同2月に運転免許取り消し処分を受けていたが佐賀市で物損事故を起こし、犯行に至った。検察側は論告で「自己保身の気持ちのあまり他人を巻き込み、刑事責任は重い」と指摘、弁護側は最終弁論で「罪を認め反省している。寛大な処分を求める」と述べた。

 佐賀地裁の公判などによると、被告は昨年2月に佐賀市で60代女性を死亡させるひき逃げ事件を起こし、地裁が同5月に懲役3年の判決を言い渡した。被告は控訴し、同6月に保釈されていた。その後、福岡高裁が控訴を棄却するなどし、現在までに判決が確定している。

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