「人の想いに寄り添う」として、生きづらさや暮らしにくさを和らげる手立てを講じる佐賀県。その一環として、若い世代のがん治療をサポートする環境整備や、耳が聞こえづらい子どもたちの補聴器購入を支援する。

 小児期やAYA世代(15~39歳)にがんを患うと、抗がん剤や放射線治療で、生殖機能に影響を及ぼす恐れがある。そのため治療前に精子や卵子などを採取・凍結保存する「妊にん孕よう性せい温存」治療の費用や、介護保険などで適用外になる在宅ケア費用の一部を助成する。

 身体障害者手帳の対象にならない18歳以下の軽度・中度難聴児に関しては補聴器などの購入や更新を支援する。言語習得や教育で健全な発達を促すために、両耳難聴児だけだった対象を片耳難聴児に広げる。

 また、身体障害者手帳などをカード化することができるシステムを導入し、利便性の向上を図る。「抱え上げない介護」の利点を紹介する動画もつくり、県内の介護事業所に普及させ、人材の定着につなげる。

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