紀元節復活に反対を訴える街宣活動の前に開かれた佐賀地区平和運動センターの集会=佐賀市の自治労会館

令和最初の建国記念の日を奉祝する参加者ら=佐賀市の佐賀市文化会館

 令和最初の「建国記念の日」を迎えた11日、奉祝の式典や祝日の在り方を問う集会、街宣活動などが佐賀県内各地で開かれた。式典では新天皇の即位を祝う映画上映会を開き、街宣活動では紀元節復活に神経をとがらせ、平和を訴えるチラシを配布した。

 佐賀市文化会館であった「建国まつり」には、神職関係者や保守系の地方議員ら約130人が参加した。自民党の県関係国会議員らは「今年の建国まつりは、令和で初めての式典で、今月23日には現天皇陛下が還暦を迎えるなど、節目に当たる」と祝辞。式典後は、現天皇の留学時代の様子や皇太子時代の活動などをまとめたドキュメント映画を上映した。

 主催した県奉祝会と日本会議県本部の関係者によると「今回のまつりの内容は、現天皇の即位への奉祝を強めた」と話している。

 各労組や市民団体で構成する県平和運動センターは、佐賀市や唐津市など県内8地区で、紀元節復活反対を訴えるチラシ約2万枚を配布した。

 佐賀市の自治労会館であった佐賀地区の集会では、社民党の県議や市議があいさつに立ち、「政府は教育勅語を教材として使用しても構わないとの見解を出すなど、体制を戦前に戻そうとしている」などと紀元節復活の動きを批判。関係者ら約40人は市内を3班に分かれ、佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備に反対するチラシなどを住民らに手渡した。

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