チラシを手にする「リンパ浮腫を学ぶ会」の髙田仁子会長=佐賀新聞社

 NPOリンパ浮腫(ふしゅ)を学ぶ会(髙田仁子会長)は、リンパ浮腫の知識や対処法を学ぶ講演会を15日午後1時から佐賀市水ケ江の佐賀メディカルセンタービルで開く。10回目の講演会で、日本浮腫緩和療法協会のインストラクターなどが治療や対策を紹介。ステージで患者を対象に施術を実演する。

 リンパ浮腫はリンパの流れが滞って腕や足がむくむ、がん治療の後遺症の一つ。乳がんや子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどでリンパ節の切除をした場合に起こることがある。学ぶ会は2007年から活動を始め、症状を緩和させるセルフケア講座や悩みを語り合う茶話会などを開いてきた。

 専門家を招き、治療法など最新知識を得る講演会は10年から開催。当初は患者の参加が多かったが、患者の高齢化もあり、福祉施設で働く介護職や付き添いの家族も増えてきたという。

 会長の髙田さん(67)=武雄市=は04年に乳がんの手術を受けた半年後、右腕にリンパ浮腫が生じ、指も握れないほどむくんだ。理由が分からず「生きていけるのか」と混乱したが、今は「本人と家族の正しい理解があれば気持ちも変わる」と笑顔を見せる。「つらい思いをしている人に『あなただけじゃない』と伝えたい。体をいたわる知識を得てほしい」と呼び掛ける。

 15日はこば皮ふ科クリニック(小城市)の木場慎一院長も登壇し、患部が細菌に感染して起こる蜂窩織ほうかしき炎の講演もある。参加無料。問い合わせは髙田さん、050(3671)8201。

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