雪は大地に染みこみ、貴重な地下水となる

 真冬の2月上旬に行われる井手野集落の敬老会は例年よりかなり暖かく、自宅付近で膝近くまで積もる雪も、今年は数センチが1回だけだ。体が動いて外の作業ははかどるが、気候変動による高温化や局地豪雨、水不足などが心配になる。

 先日、神埼のお寺で、福島県の高校生が東日本大震災とドイツで学んだことについての講演会があった。原発事故で避難した先でのいじめや、避難所での子どもたちの苦労を生の声で聞いた。NPOによる2週間のドイツ研修では、さまざまな災害と環境問題について、ドイツでは同じ根っことして語られるが、日本ではずれてしまっていることに気付いたと語った。

 そして何より揺さぶられたのは、普通の高校生だった彼らが、たった2週間の旅の体験で、しっかりとした問題意識を持ち始め、それを解くための将来の夢が大きく描かれることだった。佐賀の高校生すべてに聞いてほしいと切に思った。彼らはこの国のすぐの未来そのもの。何のために学ぶのか、それに気付いてもらえたら。(養鶏農家 小野寺睦)

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