参拝者に向けて餅を投げる第98代伊勢会の皆さん=佐賀市の伊勢神社

 佐賀市伊勢町の伊勢神社(古川和生宮司)で10日の夕方から11日にかけて、伊勢大神宮大祭が開かれた。商売繁盛や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願する参拝者たちでにぎわいを見せた。

 同大祭は1923(大正12)年から戦時中も途切れることなく続く。10日の火入れ式から始まり、11日には日本舞踊、能、大正琴などが披露、早朝は市内の少年剣道クラブによる剣道大会で盛り上がった。

 4千個の餅を 2回に分けて振る舞った「福伊勢餅投げ」では、大祭を取り仕切る第98代伊勢会大神の古賀俊海さん(中央警備保障社長)や小神らが特設舞台から餅を投げ、境内を埋め尽くす参拝者が懸命に手を伸ばし、「福」を求めた。

 家族4人で訪れた佐賀市の江口千晴さん(37)は「伊勢神社は地域に根付いていてぬくもりを感じる。すてきなお祭り」と話した。双六くん(5)と鞠ちゃん(3)は餅を手にして「いっぱい取れた。また来たい」と笑みを浮かべた。

 同神社は三重県の伊勢神宮から分霊を許され、「九州のお伊勢さん」として県内外から参拝者が訪れている。

このエントリーをはてなブックマークに追加