自身の給料を3カ月カットする特別条例案の提案理由を説明する脇山伸太郎町長=東松浦郡玄海町議会

 東松浦郡玄海町の脇山伸太郎町長は、福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」側から現金100万円を受け取った問題で10日、臨時町議会を招集し、3月1日から3カ月間、自身の給料を全額カットする特別条例案を提出し、可決された。

 議長を除く8人の議員で採決し、賛成と反対が同数になったため、議長裁決で可決した。カットは3カ月分で約240万円になる。

 脇山町長は提案理由の説明で「町民の皆さまには大変ご迷惑をお掛けした。おわび申し上げる」と改めて謝罪し「長く険しい道のりだが、町政への思いは変わらない」と、続投することへの決意を示した。

 質疑では議員が「町民に直接説明すべきでは」とただし、脇山町長は「町民の代表である区長に集まってもらい、説明をしていきたい」と、近く臨時の区長会を開くことを示唆した。

 3カ月無給の処分に関しては「3カ月では納得できない」「勇気ある決断を」という厳しい発言もあった。「厳しい処分で、自分で自分を律するという姿勢の表れ」と、処分を妥当とする意見も出た。

 問題を検証する第三者委員会などの設置に関しては、町長は「進んでいない」と答弁した。閉会後の報道陣の取材にも「まずは町民への説明(が先)。そちらの準備は考えていない」とした。

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