営業時間を変更した店では掲示などで買い物客らに知らせた=佐賀市のスーパーモリナガ空港通り店

 人手不足を背景に、佐賀県内のスーパーでも営業時間を短縮する動きが広がってきている。かつては24時間営業のコンビニエンスストア対抗策で営業時間を延長する傾向から転換し、開店時間を1時間遅くしたり、季節によって営業時間を変えたりして、業務改善や働き方改革へつなげている。

 

 佐賀、福岡で10店舗を展開するスーパーモリナガ(本部・佐賀市)は昨年11月、開店時間を午前8時から1時間繰り下げ、午前9時開店に移行した。総菜や生鮮品の品ぞろえに万全を期すためと店舗運営部の宮崎祐輔マネージャー(38)。「オープンまでの準備に従業員の余裕も生まれ、サービス向上につながっている」と話す。

 同社は2004年、コンビニ対策で営業時間を2時間半拡大し午前9時半~午後11時に、さらに15年までに開店時間を午前7時半と早めた。しかし、パートをはじめ従業員の人手不足が深刻化するなか、一部店舗を除き、18年に午前8時開店、19年に午前9時~午後10時と営業時間を縮めた。客数や売り上げが減少する懸念もあったが、宮崎マネジャーは「時代に合わせて変更してきた。客数も売り上げも大きな変化はない」と語る。

 アルタ・ホープグループ(本部・佐賀市)は通常、午前9時から午後10時まで13時間の営業時間を、昨年6月から店舗ごとに、期間限定で閉店時間を変える方針を決定、11月から実行している。日没が早い11月から3月までの間は全4店舗を1時間繰り上げ、午後9時までに、日の長い4月から10月までは開成店と高木瀬店のみ午後10時の閉店とした。新栄店とゆめ咲きいちば(兵庫店)は1年中、午後9時まで営業している。

 同社販売促進部の古賀康祐部長は「人手不足が一番の要因」と述べ、高齢者層や単身赴任など家族構成が少なく、夜の利用率が低い店舗は通年で午後9時閉店にしている。

 スーパー「マルキョウ」(福岡県大野城市)などでも店舗によっては営業時間を短縮している。

このエントリーをはてなブックマークに追加