日本財団・尾形武寿理事長

 社会に貢献する団体などに遺産を寄付する「遺贈(いぞう)」のセミナー開催に合わせ、遺贈をサポートしている日本財団の尾形武寿(たけじゅ)理事長(75)が佐賀新聞社を訪れた。「人生の結びに自分が生きてきた証しを残し、次の世代に伝える手段の一つとして生かしてほしい」と意義を語った。

 日本財団は遺贈寄付サポートセンターを設置して、相談や希望をかなえるための手続きなどを支援している。「遺贈先は子どもの分野、とりわけ『貧困対策に使ってほしい』という希望者が多い」という。難病の子に24時間付き添う母親の負担を減らす取り組みにも依頼があるといい、「経費や手数料を取らず、全額を事業費に充てて思いを実現している」と話す。

 セミナーは昨年秋から全国各地で開いている。「当初は首都圏に限る案もあったが、佐賀はこれまでで参加者が一番多かった。地方でも関心を持っていただき、響く事業と感じた」と思いを新たにした。宮城県石巻市出身。

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