三養基郡基山町長選で再選を果たした現職の松田一也氏は投開票から一夜明けた10日、佐賀新聞社のインタビューに応じ、高齢者問題への対策や子育て支援を充実させる考えを示した。

 

 ■20年ぶりの選挙戦を振り返って率直な感想は。

 支持してもらった5300人余りの有権者に感謝する。初めての選挙戦で分からないことも多く、非常に厳しい戦いだった。選挙にならないと分からなかったことに気付くこともできた。町民の皆さんと「オール基山」で頑張っていくことが重要だと改めて感じた。

 ■選挙戦では「町民の声が町政に届いていない」という批判もあった。

 1期目は各地区で意見交換会を開くなど、きちんと町民の声に耳を傾けてきたつもりだった。アピールが苦手という性格もあるが、さまざま面で説明不足だったと思う。例えば選挙戦で「あと4年で財政が破たんする」という意見があったが、ちゃんと説明すれば、そうではないことが分かってもらえたと思う。今後は説明責任を果たしたい。

 ■将来的に1人暮らしの高齢者が大幅に増えることへの対策の重要性を訴えた。

 基山町は60~80歳の割合が他市町と比べても圧倒的に多い。15~20年後にはさらに厳しい状況が予想され、この4年間できちんとした体制をつくれるかがポイントだ。高齢者の仕事、ボランティア、通いの場など受け皿を整えたい。また認知症の高齢者への対策も十分に実施したい。

 ■移住・定住政策を進め、若い親世代が増えたが、子育てに関する問題も顕在化している。

 子育ての悩みを持つ親への対応などは重要なテーマだ。子育て環境の魅力を高めることはもちろんだが、子育てのトラブルを未然に防ぐような包括的な支援を強化していきたい。包括支援センターに児童相談所の機能を備えることなども目指している。

 ■2期目の抱負を。

 1期目は定住促進など勢いのある施策を実現できた。この勢いを加速させつつ、高齢者問題や子育て支援などぬくもりのある施策と両輪で頑張りたい。基山はポテンシャルがある。4年後は間違いなく、今よりいい町になっている。

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