伊万里市が、病院側からの回答を報告した市議会全員協議会=市役所

 伊万里市は10日、山代町の伊万里松浦病院が長崎県松浦市に移転した後の施設として、サテライト診療所が設置されることを明らかにした。病院を運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、東京)が1月末、伊万里市に設置の意向を伝えた。

 伊万里松浦病院は10月末に移転する予定。70年以上、地域医療を支えてきた公的病院の移転の影響を抑えるため、伊万里市と市議会、市区長会は2018年2月、JCHOに「市の財政負担が伴わないサテライト診療所の設置」などを求める要望書を提出していた。

 JCHOの回答は、サテライト診療所については医師、看護師、事務職の各1人体制で基礎的な診察や処方を行うとした。ただ、医師の確保が難航しており、当面は佐賀大学などの協力を得て週2日の午前中だけ開設する。

 また、開設初年度は市の財政負担は求めないが、次年度以降については「患者数の動向などを踏まえつつ、改めて協議させてもらいたい」との考えを示した。

 市はJCHOからの回答を受け10日、市議会と市区長会、山代町区長会に報告した。市によると、出席者から反発する意見は出なかった。

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