駅前の建物は高層化し、操車場跡地などがスタジアムになるなど周囲の様相ががらりと変化したJR鳥栖駅周辺=鳥栖市(高度約140メートルからドローンで空撮)

 明治期に開業し、九州最古の駅の一つに数えられるJR鳥栖駅。薄緑色の屋根を持つ駅舎は奇跡的に戦火を逃れ、100年以上の歴史を持つ。サッカーJ1サガン鳥栖の本拠地・駅前不動産スタジアムが隣接し、シーズン中はサガンブルーのユニホームをまとったサポーターたちでにぎわう。
 かつて広大な土地には、鹿児島線や長崎線など多くの路線をはじめ、車両基地や操車場が併設され、乗客を乗せた列車や石炭を積んだ長い貨車が絶えず行き来していた。駅前には商店が立ち並び、乗り換えの電車を待つ人や、周辺の工場で働く人たちでにぎわっていた。
 駅の西には高層の建物や大型商業施設が進出し、東にはスタジアムが建設され、かつての様相とは大きく変化した。もうすぐJリーグが開幕。交通の要衝として栄えてきた街が、熱気に包まれる季節がやってきた。

1982年に撮影された国鉄鳥栖駅の航空写真(高度1000メートル)。操車場があった広大な土地には、数多くの線路や貨車、転車台などが見える
明治期に建てられ、100年以上の歴史を持つJR鳥栖駅の駅舎。奥は塗り替え前の鳥栖スタジアム(現駅前不動産スタジアム)=2004年5月、鳥栖市

1889(明治22)年 
鳥栖駅開業
1911(明治44)年 
現在の駅舎が建てられる
1925(大正14)年 
鳥栖操車場開設(~1984年)
1996(平成8)年 
鳥栖スタジアム(現駅前不動産スタジアム)開設、東西自由道路「虹の橋」開通

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 移ろいゆく時とともに、街も表情を変えていく-。小型無人機「ドローン」を使い、令和になった新しい時代の佐賀の街並みと、ひと昔前の風景とを並べ、街の息吹を伝えます。

 
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