トヨタ紡織九州-豊田合成 マークを切り抜け、ゴールを奪うトヨタ紡織九州の田中大介=福岡市の福岡市民体育館(撮影・山口源貴)

 第44回日本ハンドボールリーグ第20週第2日は8日、福岡市民体育館などであり、トヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)は豊田合成(愛知県)に24-26で敗れた。通算成績は8勝4分け10敗(勝ち点20)で、順位は暫定7位。

 前半は中盤まで両チームとも譲らない展開になった。トヨタ紡織九州は19分以降、GK岩下祐太の好セーブから酒井翔一朗らのシュートで4連続得点を奪って突き放し、14-12で折り返した。

 後半は序盤から相手の攻撃に苦しみ、10分までに4点のリードを許した。中盤以降は粘り強い守備を取り戻して反撃。26分に李琅鎬(イ・ウンホ)のシュートで同点に追い付いたが、残り1分から2点を勝ち越された。

 トヨタ紡織九州は第20週第4日の11日午後2時から、沖縄県の豊見城市民体育館で琉球コラソン(沖縄県)と対戦する。

 

勝負どころミス連鎖 プレーオフ消滅

 1点を追う残り24秒。トヨタ紡織九州レッドトルネードは豊田合成の攻撃に対して一斉に圧力をかけたものの、ボールを奪えずにネットを揺らされた。4位大同特殊鋼との勝ち点差は11に広がり、目標としていた上位4強によるプレーオフ進出の可能性がなくなった。

 勝機は十分にあった。前半は好調の酒井翔一朗を中心に攻守がまとまり、リーグ2位の強敵から2点のリードを奪った。しかし、後半立ち上がりに戦況は一変。相手の猛攻に気おされるように、7分までに6連続失点を喫し、劣勢に回った。

 それでも、プレーオフ進出の望みをつなぎたいチームは必死にばん回する。「1本ごとに意見を言い合って守れるようになった」と日本代表のGK岩下祐太。守備が安定すると、途中出場の田中大介らを起点に反撃に転じ、一時4点あったビハインドを残り4分で追い付いた。

 押せ押せムードになりかけたが、今季勝ち切れないチームを象徴するように勝負どころでミスが連鎖。連係プレーにズレが生じ、点を取るべきところで放ったシュートは枠を外れた。金明恵(キム・ミョンヘ)監督は「大事なところで慌ててしまった」と唇をかむしかなかった。

 約2カ月ぶりに再開したリーグ初戦を落とし、プレーオフ進出の夢も消滅。それでも岩下は「もう一度練習から要求し合い、1点差でも勝ちきれるチームにならなければ」と前を向いた。

 

 ▽男子

豊田合成(15勝4分け3敗)26―24トヨタ紡織九州(8勝4分け10敗)

(豊田合成はプレーオフ進出)

大同特殊鋼(15勝1分け6敗)35―22北陸電力(5勝1分け16敗)

湧永製薬(11勝10敗)26―24トヨタ自動車東日本(12勝10敗)

トヨタ車体(16勝1分け5敗)28―18ゴールデンウルヴス福岡(21敗)

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