トラクターを使って石灰を散布する農家=杵島郡大町町

 昨年8月末の豪雨で、油流出の被害を受けた杵島郡大町町福母地区で8日、農地への石灰散布が始まった。農地約43ヘクタールに散布し、油の分解を促す。6月ごろからの営農再開を目指す。

 農家20戸でつくる「福母地区営農組合」が実施した。同組合はJAさがからトラクター3台を借りており、この日は農家10人が1ヘクタール当たり1トンの石灰を散布した。大町町農林建設課の森光昭課長は「営農再開に向けてまだ始まったばかりだが、安心して農業をできるようになれば」と話した。

 石灰を散布するのは、土の入れ替えが予定されている農地0・25ヘクタール以外が対象で、計43トンを散布する。実施期間は約1週間。同町によると、散布する石灰の費用約130万円は佐賀鉄工所が負担するという。

 石灰散布を巡っては、昨年11月に町役場で開かれた農家への説明会で、油の濃度が低かった場所に対しても石灰の散布を求める声が上がっていた。

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