11代斎藤用之助が持ち帰った琉球国王ゆかりの盃など(中央)を沖縄県立博物館・美術館に寄贈した14代用之助さん(左)。右は田名真之館長=8日午後、那覇市

 主に明治期の沖縄で行政幹部を務め発展に寄与した11代齋藤用之助(現在の佐賀市出身、1859~1933年)のひ孫で同市在住の14代用之助さん(73)が、11代が沖縄から持ち帰った琉球国王ゆかりの盃を8日、沖縄県立博物館・美術館(那覇市)に寄贈した。火災で正殿などが全焼した首里城復興のため、県に宛てた有志からの寄付金10万円の目録も、田名真之館長に手渡した。

 用之助さんは田名館長との面会で「首里城の火災で美術品も焼けた。沖縄の皆さんに寄贈して、少しでも元気を出していただきたい」と話した。

 寄贈した盃は3枚で、最後の国王・尚泰が廃藩置県後の1883年に王家の別邸「識名園」で開いた園遊会の記念品。盃の他に、11代が購入した琉球漆器の重箱や「沖縄糖商同業組合新築記念」と記されたスズ製の銚子も贈った。【共同】

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