講演する気象予報士の半井小絵さん=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 NHKのニュース番組で気象キャスターを務めていた気象予報士の半井(なからい)小絵さんが4日、佐賀市で講演した。「気象災害と防災への心構え」をテーマに、起こりうる災害リスクを理解して、普段から備える必要性を呼び掛けた。

 半井さんは、自身が経験した阪神淡路大震災や、昨年の台風15号、19号など過去の災害事例を紹介し、多くの人が自分は大丈夫だと思ってしまう心理的特性「正常性バイアス」が働いていると指摘した。「災害によって命を守る行動が変わる」として、災害ごとに起こりうるリスクを正しく理解し、それぞれに合った備えの重要性を説いた。

 佐賀市のハザードマップを見せながら、マグニチュード9・1の地震が起きた場合に最大0・48メートルの津波が来る可能性があることも説明。「大した高さではないと思いがちだが、津波はコンクリートの固まりがぶつかってくるイメージ」と危険性を強調した。「気象は日々変わり、過去と同じ災害はない。正しい情報をきちんと集めて早めに対応して」と話した。

 講演会は、日本政策金融公庫佐賀支店の中小企業事業の一環。経営者ら約60人が出席した。

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