山下千絵選手

<陸上短距離で東京パラリンピック出場を目指す法政大4年の山下千絵選手(22)>

 5歳からテニスに打ち込み、小学校ではリレーの選手に選ばれるなど幼少期から活発だった。小学4年の時、横断歩道を歩行中にトラックにひかれ、左足の膝から下を失った。義足になったことを友人に言い出せず、小学校を卒業するまで「複雑骨折」と説明して隠し通した。

 一度はテニスを離れたが、中学に進学したのを機にテニス部に入部した。勇気を出して足がないことを打ち明けると、友人は「あ、そう」の一言。「その返事がすごく救いだった。心が軽くなった」。健常者と一緒に部活を続け、高校2年では部長を務めた。

 1月にスポーツ義足の体験教室「ユニバーサル・ラン」で、佐賀市の西与賀小の児童に義足のコツを教えた。

 佐賀県では2023年に国民スポーツ大会、障害者スポーツ大会が開かれる。山下選手は県内の障害者アスリートに「(困難があっても)諦めずに競技を続けてほしい」とエールを送る。スポーツをしていない障害者には「ぜひ楽しさを感じてほしい」と力を込めた。神奈川県。

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