誌上川柳大会の議論集を出版した卑弥呼の里川柳会の真島久美子代表=神埼郡吉野ヶ里町の自宅

 佐賀県内の愛好者でつくる「卑弥呼の里川柳会」が開いている誌上川柳大会の議論集が出版された。全国の750人以上が参加した昨年大会の入選句の優れている点や、選外とした作品の課題を、同会代表の真島久美子さん(46)=吉野ヶ里町=と選者がユーモアを交えて批評。川柳に関する基礎知識も織り込んでおり、初心者向けのテキストとしても使える。

 議論集「KiDO(きどう)」は、昨年開いた第7回大会の全入選句と、大会選者と真島さんによる対話形式の議論(全4章)で構成。第1章「言外の力」は、インターネット上で句会を開いている森山文基さん(40)=沖縄県=と真島さんが入選句を批評している。

 例えば、入選句「スマホの音だけで悪友と分かる」(新家完司)。森山さんは、着信音を特別に設定している友人の存在の大きさや、その音が流れた時のウキウキ感が表れているとした上で「悪友の意味とイメージが『言外の力』により増幅されている」と解説している。

 議論集は卑弥呼の里川柳会のウェブサイト上で公開していたが、反響が大きかったことから書籍化した。真島さんは「ボツとした理由まで切り込んでいて、今後作る作品の質を高めることにつながれば」と話している。

▼価格は1000円(税込み)。インターネット通販アマゾンで購入するか、真島さんに直接申し込む。問い合わせは真島さん、電話0952(52)1061。

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