三養基郡みやき町は、ふるさと納税の寄付金を活用した町内57地区への特別交付金を2020年度から減額する方針を固めた。1地区当たり1千万円だった補助金を8割減の200万円にする内容で、町は「ふるさと納税制度から除外された影響」と説明している。

 5日の町議会全員協議会で末安伸之町長が報告した。特別交付金は18年に始まり、各地区独自の判断で道路などを補修できる「道路・水路整備特別交付金」(700万円)と、樹木の除去や防犯カメラ設置などに使える「安全安心特別交付金」(300万円)の計1千万円が各地区に交付されていた。

 20年度からは二つの交付金を「安全安心いきいき交付金」(200万円)に一本化する。軽微な道路・水路整備、樹木除去に加え、公民館の備品購入などに使える。これまで交付金で実施していた道路・水路整備のうち、軽微なもの以外は一般会計で対応する。

 末安町長は「交付金の額は減ったものの、使い勝手はよくなった。足りない部分は一般会計でしっかり対応し、一日も早くふるさと納税に復帰できるように準備を進める」としている。

 町のふるさと納税の収入は18年度に168億3383万円だったが、19年度は8257万円に落ち込んだ。寄付金を積み立てた基金は18年度末が69億8573万円で、19年度末見込みは58億7059万円。

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