九州花卉装飾選手権で優勝した権藤直樹さん。ファイナルで制作したブーケ(左)とアレンジメント=佐賀市巨瀬町のフラワーアクロス

 佐賀市巨勢町の花店「フラワーアクロス」の権藤直樹さん(33)が、フラワーアレンジメントの腕を競う第36回九州花卉(かき)装飾選手権大会で初優勝を果たした。12回目の出場で手にした頂点。「結果が出ない状態が続いたので、本当にうれしい」と笑顔を見せた。

 大会は九州生花商団体連合会が1、2の両日に福岡県で開いた。九州・沖縄から生花店の従業員ら62人が参加。「令和の早春」をテーマに競った。

 15人によるファイナルは、アレンジメントとブーケが課題で、権藤さんはテーマをもとに「春と東京五輪」をイメージして制作した。先に取り掛かったブーケは丸くしたあじさいを、黄色やオレンジの花々で五輪の輪を模して丸く囲って作った。「今まで作ったことがない形状に挑戦して苦戦した」と、持ち時間75分のうち45分を費やした。

 その後、残り20分でアレンジメントに着手した。パンリードというイ草のような植物を右上がりに置いた上に、赤とピンクのバラやガーベラを並べ、雲の上から朝日が見える情景を表した。右上がりに配置することで、駆け上がる躍動感を表現。「まあまあいい感じにできた」と振り返る。

 2013年に準優勝して以来、ファイナルに進出するようになったが、昨年も準優勝で悔しい思いをした。九州ナンバーワンの名誉を胸に「普段使わない色を使うなどもっと挑戦して、何を作っても最高に持っていけるようになりたい」と力を込めた。

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