石井亮一が生きた時代背景などを学ぶ生徒たち=小城市の三日月中

 幕末や明治時代の歴史や佐賀の偉人を佐賀新聞の記者が解説する出前授業「さが維新塾」が5日、小城市の三日月中で開かれた。1年生112人が「障害児教育・福祉の父」と呼ばれる佐賀市出身の石井亮一(1867~1937年)の功績を学んだ。

 授業は社会科の一環で開いた。講師を務めた川﨑久美子記者は、産業資本の確立や富国強兵にまい進していた当時の時代背景を解説、知的障害者への教育が進んでおらず「放置されるか、隔離されるか」の時代だったと話した。

 人物像については「前途に困難が予想されても、諦めるのではなく希望を託して前進する人」と紹介。これからの社会を生き、つくっていく生徒たちには「一人一人が、困っている目の前の人に『自分だったら何ができるか』という視点を持ち、行動することが大切だと思う」と強調した。

 多久島文樹NIE推進デスクも登壇し、「何事にも疑問を持ち、原因を問い詰めることが大事」とまとめた。熱心に耳を傾けた石橋未桜(みお)さんは「自身は体が弱く、思ったような進路を歩めず苦難の道のりだったと知った。そうしたことを乗り越え、障害のある人たちへの教育に情熱を傾ける姿が格好いい思った」と感想を述べた。

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