教諭が候補者に扮した「ラストランチ総選挙」のポスター=佐賀市の西与賀小体育館

候補者の名前を書き、一票を投じる児童ら=佐賀市の西与賀小体育館

投票用紙を読取機にかける児童ら=佐賀市の西与賀小体育館

 小学校最後の給食を模擬投票で決める「ラストランチ総選挙」が4日、佐賀市の西与賀小で開かれた。教員が扮(ふん)した候補者の演説を聴き、6年生約50人が三つのメニューから選んで投票した。民主主義の根幹となる選挙について楽しく学んだ。

 同小、市選挙管理委員会などが主権者教育の一環として初めて開催した。ハンバーグを推すデミグラス党の「ジューシー敬弥」、ミートソーススパゲティを薦めるナポリ党の「ミートボーイ能成」、カレーライスの「スパイシー恭子」の3候補が出馬し、1週間前からポスターを掲示。候補はお笑い芸人の語り口をまね、「肉汁たっぷりで栄養価が高いハンバーグ。これを逃すと食べられないかも」などと演説した。

 実際に使われる投票箱や記載台が並んで立会人が見守る中、入場券を名簿と照合して投票用紙を受け渡すなど投票所の手順を忠実に再現。児童らは悩みながら一票を投じた。読取分類機や計数機を使って開票を行い、3月18日の「最後の給食」に23票を集めたカレーが決まった。

 市選管の担当者は「18歳になったら今日のように自分で考えて投票に行って。家族にも選挙に行ったかを聞いて」と講評した。面白くて内容が伝わった候補に入れたという柿永宙生(そらい)さんは「現実の社会に触れた気がした。自分がこうなったらいいと思う社会になるため、将来は必ず選挙に行く」と感想を述べた。

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