写真展「邪馬台国」を開いている廣瀬孔明さん=佐賀市中央本町のオープンスペース「cosa/コサ」

 魏志倭人伝の記述に沿って邪馬台国への道のりをたどった写真展が、佐賀市中央本町のオープンスペース「cosa/コサ」で開かれている。佐賀市の廣瀬孔明さん(22)=九州産業大4年=が、壱岐・対馬から太宰府まで各地で撮影し、風景写真26点で構成している。9日まで。

 廣瀬さんは佐賀学園高を卒業後、九産大に進んだ。写真映像メディア学科で写真を専攻しながら、元寇(げんこう)やキリシタンなどをテーマに撮影してきた。今春からは東京の大手広告代理店への就職が決まっており、学生時代を締めくくるテーマに邪馬台国を選んだ。

 魏志倭人伝に登場する土地に出向き、弥生時代の気配を感じた景色にレンズを向けた。遺跡を覆う森や、大海原に突き出す絶壁、船に揺られながら見た夕暮れの月などを、落ち着いたトーンで捉えている。

 撮影は昨年の夏からで、フィルムの中判カメラを中心に撮影した。廣瀬さんは「デジタル写真は単なる情報になってしまうが、フィルムには光の粒子をそのまま閉じ込められる感覚がある」と説明し、「古代に思いをはせながら、それぞれの邪馬台国を思い浮かべてほしい」と話す。

 開場は午前11時から午後7時までで観覧無料。8、9日は廣瀬さんが在廊する。

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