ゲームやアニメーションなどが作れるプログラミングソフト「ビスケット」=佐賀市水ケ江のプログラミングスクール「TENTO EX.さが」

書店の一角に設けられたプログラミング関連本のコーナー=佐賀市の紀伊國屋書店佐賀店

 4月から小学校で必修化される「プログラミング教育」に、佐賀県内でも各業界で関心が高まっている。専門の学習塾や教室が開設されているほか、書店に関連本コーナー、おもちゃ売り場でもプログラミングを扱った知育玩具が人気を集めている。

 佐賀市水ケ江で昨年9月に開校したプログラミングスクール「TENTO(テント)EX.さが」。週3回開き、子どもたちの能力に合わせて「ビスケット」や「スクラッチ」といったプログラミングソフトを使い、アニメーションやゲームを作る。

 父親と一緒に訪れた1年生の川崎琉生君(7)はタブレットで対戦ゲームを作った。攻撃と防御のキャラクターを描いた後、前進や後進、勝敗の付け方などの指示を組み立てる。思うように動かない場面もあり、原因を探して指示の出し方を変えていった。琉生君は「勝ち負けの動きを作るところが難しかったけれど楽しかった」。父親の東太さん(42)はプログラミングの必修化が通わせるきっかけと言い、「物事を論理的に考える力を育むことにつながる」と教育効果を期待する。

 プログラミング関連の塾や教室は県内でも増えてきている。佐賀市のICTスクールNEL佐賀本校の田中康平代表は「フランチャイズの塾が増えたことで県内でも一気に広がりを見せている」と分析する。

 佐賀市の紀伊國屋書店は子ども向けの関連本を集めたコーナーがある。小学校高学年向けや保護者と一緒にウェブ教材と連携して使う本、動画解説付きやタブレットなどにアプリをインストールし、魚を泳がせたり作曲したりできる本など約200冊が棚に並ぶ。担当者は「まだ様子見な感じだが、今後、本格的に動くのでは」と予測する。関心が高い保護者や教師らが購入しているという。

 知育玩具でも注目を集める。佐賀市のおもちゃ店「トイザらス・ベビーザらス佐賀店」では、小学生を中心にプログラミングに関するおもちゃが人気を呼んでいる。論理的思考を身に付けるために動きの順番の操作を求めるものが多く、カードを読み込ませミニカーを動かしたり、タッチパネル式のキャラクタータブレットを使って、ゲームのキャラクターの動きを考えたりして遊ぶ。

 1万5千円前後の高価なタブレット型とパソコン型が特に人気が高い。商品の箱には「全40アプリ、出題数1000問以上」などと記載があり、入学準備としても学習できるという。今春入学する田中佑樹君は「面白い」と画面にくぎ付け。父親の博昭さん(43)は「使い方を知らないのに自然と使いこなしている。家で親のスマホを触るせいか、タッチパネル式に反応する」と驚いていた。

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