ぬくもいホームひだまりの平智子施設長(右)に車いすの目録を手渡す松瀬燦子さん=多久市の東原庠舎東部校

車いす2台を贈った児童生徒代表と、ぬくもいホームの施設長ら=多久市の東原庠舎東部校

 地域の環境美化やリサイクルの推進に貢献した小中学校を表彰する「環境美化教育優良校」に、地域と協力してアルミ缶の回収に取り組む多久市の義務教育学校・東原庠舎東部校が選ばれた。活動で得た収益で車いすを毎年購入して市内の福祉施設に寄贈しており、1月29日には新たに2台を贈った。

 飲料業界6団体でつくる食品容器環境美化協会(本部・東京)の表彰事業で、本年度は全国で35校が表彰され、佐賀県内は東原庠舎東部校1校が選ばれた。

 同校は2013年に東多久町の小中3校が統合して開校した。空き缶の回収はそれ以前から各校で長年取り組まれ、統合後は児童生徒が中心になって毎年、車いすを贈っている。

 学校の入り口に回収箱が設けられ、家庭や地域行事で出た空き缶を届ける住民もいる。本年度はこれまでに約600キログラム分が集まり、年齢や障害の有無に関係なく福祉サービスを提供している「ぬくもいホームひだまり」に自走、介助式の車いすを1台ずつ贈った。

 同校で開かれた贈呈式では、児童生徒代表で9年生(中学3年)の松瀬燦子(あきらこ)さんが「多くの協力を得て購入することができた」と目録を手渡した。ひだまりの平智子施設長は「利用者の行動範囲が広がり、職員の負担軽減にもつながる」とお礼を述べた。

 優良校表彰の伝達式は4日に同校であり、賞状と副賞が贈られる。

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