水に浸かり、孤立状態になった住宅からの救助訓練=佐賀市久保田町の思斉館中学部グラウンド

水没した車両に閉じ込められた人を助け出す機動隊員ら=佐賀市久保田町の思斉館中学部グラウンド

炊き出しで豚汁を作る久保田食生活改善推進協議会のメンバーたち=佐賀市久保田町

炊き出しでおにぎりや豚汁を準備する久保田食生活改善推進協議会のメンバーたち=佐賀市久保田町

 佐賀市は1日、大規模災害を想定した市総合防災訓練を、久保田町の小中一貫校思斉館のグラウンドなどで開いた。昨年8月の佐賀豪雨を受け、中学3年生を除く生徒、児童、市民ら約1200人が水害時の対応を確認した。

 阪神大震災を教訓に1996年から毎年実施している。これまでは地震対応の訓練が中心だったが、今回は嘉瀬川右岸の堤防から越水して洪水が起きたと想定した。生徒・児童まで含めた訓練は初めてで、かるたやクイズなどで防災の基礎知識を深めた。

 市からの避難勧告を受けて各自治会が情報を伝達し、住民約660人が思斉館中学部グラウンドに避難した。県警本部や機動隊などは、水没した車両や孤立住宅からの救助を訓練した。消防団は堤防が決壊した時に積み上げる土のうづくり、食生活改善推進協議会は約1400人分のおにぎりや豚汁の炊き出しに取り組んだ。

 小中学生の子どもと参加した内田祥子さん(38)は佐賀豪雨をきっかけに「災害は人ごとじゃないと感じ、家でも貯水型のウオーターサーバーを備えた。避難方法などを確認できて良かった」と話していた。

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