石木ダム予定地周辺の自然や暮らしの写真や、ダム計画の経緯を伝える文書などが並ぶ写真展「こうばるで生きる」=武雄市山内町のJR三間坂駅

 武雄市山内町のJR三間坂駅のコミュニティースペース「悠」で、ダム建設計画がある長崎県川棚町の川原(こうばる)地区を紹介する写真展「こうばるで生きる」が開かれている。

 川原地区には1975年から石木ダムの建設計画が進む。地元住民らは反対しているが、予定地は昨年、土地収用法に基づいて国の所有になり、住民は立ち退きを迫られている。

 「悠」を運営するボランティアの人たちが「ダムの計画の経緯や予定地の豊かな自然の姿を広く知ってもらいたい」と、ダム建設に反対する「石木川まもり隊」から写真や資料の提供を受けて企画した。

 会場には、ホタルが乱舞する風景やセキレイやカワセミ、ドジョウやハヤなどの生物、自然に関する地域のイベントの様子などの写真が並ぶ。ダム事業の流れが分かる年表、現状を伝える新聞記事などを含め、約60点で川原地区の姿を伝えている。

 40年ほど前に川原地区に住んでいたという伊万里市の男性(71)は「生まれ育った土地が水に沈みかねない状況で思いは複雑だろう。住民の身にならないと本当の気持ちは分からないと思う」と写真に見入っていた。

 写真展は23日まで。午前10時から午後4時までで、火曜日は休み。

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