親族からケーキをもらい、笑顔を見せる中地シゲヨさん=佐賀市のシルバーランド天祐

ひ孫、やしゃごらに囲まれ、記念写真に納まる中地シゲヨさん(前列車いす)=佐賀市天祐のシルバーランド天祐

やしゃごらの前で「パプリカ」のダンスを披露する中地シゲヨさん(右)=佐賀市天祐のシルバーランド天祐

 国内2番目、世界4番目の高齢者となる佐賀市の中地シゲヨさんが1日、115歳の誕生日を迎えた。明治から令和まで五つの元号を生きる中地さん。入居先の同市天祐の有料老人ホーム「シルバーランド天祐」で誕生会が開かれ、家族10人と職員や利用者約30人がお祝いした。

 中地さんは1905(明治38)年、5人きょうだいの2番目の長女として生まれた。家は同市西与賀町の米屋で、12歳で佐賀高等女学校に入学し、卒業後は17歳から30年間、小学校教諭を勤めた。

 退職後は幼稚園で保母として14年活動し、その後は教え子や友人との旅行を楽しんでいたという。現在は3食をきちんと完食し、施設の利用者と一緒に曲に合わせて上半身を動かすことも。耳が遠いものの、筆談でコミュニケーションを取っている。

 誕生会には、市内から息子の妻や孫の妻、福岡や宮崎からはひ孫ややしゃごも参加。服巻昌信施設長が「日本2位、世界4位の中地さんと関われていることに喜びを感じている。本当におめでとうございます」と祝辞を述べた。利用者仲間が「1日でも長く、和やかに過ごして」と声を掛けると笑顔でうなずいた。

 家族から大きなケーキをもらい、笑顔を見せた中地さん。ひ孫の山本優美さん(33)が、警察官だった夫の五郎さんとの結婚当時の写真を見せるとはにかんだ。長生きの秘訣(ひけつ)を尋ねられ、「運動だろうね」と答えた。

 孫の妻の喜代美さん(55)は、一つ年を重ねた姿を見つめて「(お祝いを)あと1回、あと1回って欲が出てくる」と言い、長男の妻の和子さん(79)は「桜の時期には花見に連れて行ってあげたい」と話した。

 世界最高齢は福岡県の女性で、1月2日に117歳を迎えている。

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