佐賀県教育委員会は31日、昨年12月に実施した県内公立小中学校の学習状況調査の結果を発表した。小学4~6年と中学1、2年の計22教科のうち20教科で、平均正答率に関して県教委が設けた「最低到達基準」を上回った。

 調査は小学4~6年と中学1、2年の計260校、3万6590人が対象で、昨年12月3、4日に実施した。小学生は国語、算数、社会、理科の4教科、中学生は4教科に英語を加えた5教科で選択問題と記述問題を出題した。

 最低限到達すべき基準を上回ったのは前年度よりも1教科多かった。小学4年算数は55・6%で4・4ポイント、小学6年算数は58・8%で0・5ポイント届かなかった。中学生は前年度下回った中学2年理科が改善したことで、全ての教科が「最低到達基準」に達した。

 県内を5地域に分けた結果の分析では、小学4年算数が全5地区で最低到達基準に届かなかった。一方、佐城、三神地区の中学2年の国語は目標到達基準に達し、県教育振興課は約半数の教科で目標到達基準との差を前年度よりも縮めたとした。地域差は小学校に比べて中学校が大きかった。

 来年度から4月の調査を廃止するが、同課は「教職員の共通理解と実践で授業の改善は進んでいる。課題の傾向は変わらないので、取り組みの継続を徹底する」と話す。

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