ラファエロの「小椅子の聖母」の一部を模写し、緻密に描いたコンテ画と野田雅志さん=佐賀市のトネリコ・カフェ

 佐賀県小城市のデッサン教室「菜花会(なばなかい)」に所属する野田雅志さん(69)=小城市=による初めての個展。名画を模写した人物のコンテ画を中心に、鉛筆画や油彩など17点を展示する。2月13日以降は、作品の一部を入れ替える。

 レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」を模写したコンテ画は、顔の表情や膨らみを濃淡で巧みに表現した。まなざしにこだわり、納得いくまで何度も描き直した。綿棒や脱脂綿を使い、ぼかしも巧みに取り入れている。

 愛犬をモデルとした「ハル」(コンテ画)は、こちらをじっと見つめる表情が愛らしい。ラファエロの「小椅子の聖母」の一部を描いた大作「聖母マリア」(コンテ画)や、照明に照らされた花器や果物を描いた「肥前乾山花器」(油彩)も見もの。

 個展開催は、指導を受ける画家の市丸未来さんから薦められた。描かれた人物や物、社会的な背景について書籍などで調べ「物語が感じられるように描いている。絵に味を入れるような感じ」と話す。

 ▼「野田雅志作品展」は佐賀市のトネリコ・カフェ=090(1978)0993=で、2月29日まで。2月11、12、24日は休み。

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