支えてもらった地域の商店主や業者に「ちょっとずつ恩返ししていきたい」と語る中島靖規店主=武雄市武雄町の「酒食楽屋 錘」

 武雄温泉にほど近い武雄市武雄町の飲み屋街も、昨年8月の大雨で冠水しました。中でも居酒屋「酒食楽屋 錘(つむぐ)」は、昨年1月に店を開いて間もなく、丸3カ月の休業を余儀なくされました。
 中島靖規店主(41)は被災当日の早朝、周辺の店主から「まるで川」と状況を聞きました。夕方ようやく店に着くと、一斗缶からこぼれ出た食用油と泥にまみれ、小上がりもつかっていました。
 開業で融資を受けた直後で、復旧資金は保険金のごく一部が精いっぱい。顔なじみのさまざまな業者に事情を伝え、時間はかかりながらも再開にこぎ着けました。「人脈なしには無理だった」と感謝に堪えません。
 地域でも被災直後、商店主と住民が入り交じる片付け作業が行われるなどつながりの強さを実感。「いい町だと改めて感じた」と言います。
 店は定番の居酒屋メニューをそろえ、中でも「ありたぶたネギしゃぶ鍋」が人気です。「1年目で休業したのでもう1回、1年目の気持ちで頑張る」と前を向きます。
 住所は武雄市武雄町富岡7751ー32。電話0954(33)1074。

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