新型肺炎の感染が広がっている影響で薬局やドラッグストアの棚から箱入りのマスクがなくなっている=伊万里市内の薬局

 佐賀県内のスーパーやドラッグストアでは中国人などの観光客らがマスクを大量に購入し、完売や品薄状態になっている。新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、「入荷時期ははっきり教えてもらえない」。仕入れ担当者は先行きを見通せず、困惑する。

 佐賀市のイオン佐賀大和店ではマスクの需要が高まり品薄状態になっている。森雅信店長は「22日から極端に売れ出した」と話す。40種類あったマスクは今、15種類まで減り、次の入荷も見込めない。購入者は中国人が多く、数日前から1人10点までと数量制限をかけた。「ほとんどの消費者が制限ギリギリまで買っていく」という。

 県西部のドラッグストアでは「売り切れた」。この1週間で外国人観光客によるまとめ買いが増え、棚からマスクが消えた。メーカーに問い合わせるが「入るとも、入らないとも…」。確定的な返事はもらえずにいる。

 仕事帰りに小城市のドラッグストアに立ち寄った教職員の女性(61)は「広島に住む妹から頼まれて買いに来た。この辺ならまだ大丈夫だと思ったのに」と驚いた様子だった。

このエントリーをはてなブックマークに追加