災害による原発事故を想定して行われた図上訓練=唐津市西浜町の佐賀県オフサイトセンター

 九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)での事故やトラブルに備えた佐賀県や関係機関による図上訓練が30日、唐津市の県オフサイトセンターであった。原子力規制庁や県、周辺市町など15機関から約80人が参加、情報伝達や各機関との連携手順などを確認した。

 訓練は、県内で最大震度6の地震が発生し、玄海原発4号機で原子力冷却材が漏えいするなどの「施設敷地緊急事態」が発生したという想定で実施。住民の避難を管理する担当者らが、関係自治体への避難指示、道路状況や避難状況などを一つ一つ確認していった。

 放射性物質が空気中に放出するなどの「全面緊急事態」になる可能性が高まったとして、避難計画の変更や調整を検討する訓練も行われた。各担当者からの現状報告を踏まえ、避難先までの住民の移動手段の変更や確保などの検討作業を進めた。

 県消防防災課の担当者は「住民の避難や県の現地災害対策本部の運営などで細かな課題が積み重なったので、次回の訓練や万が一の時に備えて改善していきたい」としている。

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