白山の高山植物などが描かれた天井板

白山神社の天井画25枚を制作中の栗原崇さん=伊万里市伊万里町の自宅

白山神社の天井画を制作中の栗原崇さん=伊万里市伊万里町の自宅

 伊万里市伊万里町の元美術教師、栗原崇さん(75)が、南波多町にある白山神社の社殿の天井画を手掛けた。ご神体の白山(石川県)に植生する四季折々の草花たちを、25枚のヒノキの板に描いている。3月にお披露目される。

 栗原さんは市内の中学で美術教師を約30年務め、退職後も趣味で絵筆を握っている。昨年6月、令和への改元を祝い、天井の改修を計画した神社側から、「地域と縁のある先生に描いてほしい」と依頼があった。栗原さんは南波多中で計5年間、美術の教師や校長をしていた。

 依頼を受けた当初は「私には力不足」と固辞していたが、新久田(あらくた)泰之宮司や氏子たちの熱意に押されて引き受けることに。自宅の居間をアトリエにして、45センチ四方の天井板25枚の絵を半年かけて完成させた。

 描かれた草花は白山でしか見られない高山植物が多く、栗原さんは神社から提示された写真集を参考にした。アクリルで描いたこれらの絵は、無地の板と市松模様に組み合わせて設置される。

 栗原さんは「教員時代にお世話になった地域の人に恩返しするつもりで描いた。普段は油彩の人物画を描いているので、いい勉強にもなりました」と話している。

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