佐賀銀行(佐賀市、坂井秀明頭取)は29日、スマートフォン専用アプリの導入に向け、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下のiBankマーケティング(福岡市)と業務提携することで基本合意したと発表した。機能面や今後の拡張性の高さから同社を選定、具体的な協議を始めた。金融とITを融合した「フィンテック」サービスとして、2020年秋以降に導入する予定。ふくおかFGとのサービス連携は初めて。

 iBankが運営するスマホ専用アプリ「Wallet+(ウォレットプラス」)の導入に当たり、同社が提供するプラットホームを利用する。口座残高や収支管理、資産運用や目標を設定しての目的預金など各種金融機能をはじめ、ポイントやクーポン機能、情報コンテンツの配信が可能となる。残高や預金の出し入れが確認できる従来の佐賀銀行アプリより機能が充実し、利便性が高まる。

 iBankとは福岡銀行、親和銀行(佐世保市)、熊本銀行、広島銀行、山梨中央銀行など8行が提携している。

 坂井頭取は「この分野のシステムを独自でつくるのは現実的に難しく、他行との提携やプラットホームの利用などを研究してきた。銀行系サービスなので、親和性の高さも理由になった」と説明した。経営統合を視野に入れた連携の可能性については「単独でやっていく方針に変更はない」と強調した。

 佐賀銀行は、みずほ銀行が提供するQRコード型のスマホ決済サービス「J-Coin Pay(Jコインペイ)」の機能提供を30日から開始することも発表した。佐銀の預金口座からアプリへの即時入出金、店舗決済、個人間送金が手数料無料で利用できる。

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