香木の香りを聞く参加者=佐賀市松原の徴古館

香木の香りを聞き当てる参加者=佐賀市松原の徴古館

 香木の香りを楽しむ日本伝統の芸道「香道」の体験会が26日、佐賀市松原の徴古館で開かれた。参加者は、志野流香道九州松隠会の椛島禅徹(ぜんてつ)さんから作法を学び、香りの世界に浸った。

 異なる香りを聞き分ける「組香(くみこう)」の一つ「慶賀香(けいがこう)」を体験した。本来は5種類の香木を使うが、今回は「鶴」「亀」「蓬莱山(ほうらいさん)」と名付けられた3種類で体験した。

 練習の試香(こころみこう)で鶴、亀の香りの印象を記憶。本番の出香(しゅっこう)では、新たに蓬莱山の香りを加え、4回ずつ香りを聞き、紙に記入した。正解が発表されると「わぁ」と笑顔を見せる人もいれば、ため息交じりに残念がる人もいた。

 初めて体験したルーマニア人のバラニ・アレクサンドラ・ガブリエラさん(22)は「香りの違いは奥深くて難しかったけれど、日本の伝統的な体験ができてよかった」と話した。

 体験会は今年で11回目。計約100人が参加した。

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