出身校で給食作りに腕を振るったシェフの小岸明寛さん=太良町の多良小

太良町の食材で調理したフランス料理版の「たら産うまかもん給食」

 太良町出身のフレンチシェフ小岸(こぎし)明寛さん(40)が29日、同町内の4小中学校の給食作りに腕を振るった。太良産の食材を使ってフランス料理を提供した。子どもたちは佐賀牛の煮込みブルゴーニュ風など珍しい料理を味わって笑顔になった。

 献立はこのほか、野菜スープ、じゃがいものピューレなど。小岸さんがレシピを提供し、センターの調理員らと力を合わせて720食分を作った。多良小では、各教室を回りながら「隠し味はチョコ」と料理の奥深さを伝えていた。

 小岸さんは大阪の調理専門校で学び、20代でフランスに渡った。欧州やニューヨーク、東京と各地で腕を磨き、現在は福岡市のJR博多駅シティ内にあるミシュラン一つ星の「オーグードゥジュール メルヴェイユ博多」のシェフ。上級生への講話では「好きなこと、自分の目指す道を一生懸命頑張ろう」と呼び掛けた。

 町は学期に一度、食材費を上乗せして地元産品を充実させたメニューを提供している。呼び掛けに応えた小岸さんは「多良岳と有明海がある太良の食材は力強さがある。子どもたちの財産だ」と語った。

 食べ終えた5年生の坂本瑠奈さんは「普段食べられない味で、とてもおいしかった」。同じく5年生の白水志祁(もとき)君は「肉がめっちゃ柔らかくて、スープもおいしい」と笑顔だった。

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