九州新幹線長崎ルートを巡り、自身の発言内容の訂正や補足をしたJR九州の青柳俊彦社長=福岡市のJR九州本社

 JR九州の青柳俊彦社長は28日の会見で、九州新幹線長崎ルートを巡り、自身へのインタビューを基に長崎新聞に掲載された発言について「訂正と補足の説明をしたい」として4項目を修正した。佐賀県を軽視しているととられかねない発言が含まれており、佐賀県の山口祥義知事が不快感を示していた。社長は「誤解を解きたい」と述べ、新鳥栖-武雄温泉間の整備方式の見直しで、国土交通省が県との協議入りに向けて慎重な事務レベルの調整をしている状況も踏まえ、異例の対応をしたとみられる。

 福岡市の本社での定例会見で、1日と9日付の記事の発言の修正を自ら切り出した。取り上げたのは、(1)全線フル規格で開業した場合の特急みどり(博多-佐世保)に関し、武雄温泉で新幹線と乗り換える「リレー方式」も選択肢となる(2)「開業は22年6月と言われているが、前倒しを求められてもいいようにしている」(3)「(博多-長崎は)全線フル規格になると40分台で走ることができる」(4)「長崎は(駅ビルを)造りたいと思うが、今のところ佐賀に造りたいとは思わない」とする4項目。

 社長は、リレー方式や所要時間を巡る発言を「整備方式が何も決まっていない段階であり、当社で検討、算定している事項ではない」と修正。「『開業が2022年6月である』と言われている事実はない」「(駅ビルは)誤解を招きかねない表現」などとも述べ、内容を訂正、補足した。

 修正の理由について社長は「特に大問題になっていると私は思っていないが、誤解を招く表現であれば誤解を解いておかなければならない」と説明した。

 社長は、国交省と県の事務レベルの調整に関しては「(昨年12月の赤羽一嘉国交相と山口知事の会談から)状況はあまり変わっていないようだが、一刻も早い進展を期待したい」と話した。

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