活動する高松さん

 2014年7月の「今どき大学生」に登場した佐賀大医学部の高松優光さんのその後を追った。

 16年に卒業後、日本医療政策機構(HGPI)で国際保健の政策分野への提言や国際保健人材の育成に関わった。また、臨床研修医として地域医療に従事した後、19年7月からポリオ根絶事業のWHOコンサルタントとしてナイジェリア北部に勤務、地方政府に対してのワクチン接種や調査監視機能の技術指導を行っている。

 一時帰国したときに、母校で「公衆衛生・国際保健セミナー」を開催し、環境や治安の悪い勤務地での現場報告、国際保健を目指す学生たちへの講演を行った。

 学生の頃にシェアハウスをしたことで、佐賀の地域社会の営みや成り立ちを学び、公衆衛生に必要な「地域に入る」ということが、現在のアフリカで役立っているという。医療だけでは限りがあり、現地の人に対する教育の重要性は先日、テロで亡くなった中村哲医師の活動にも見える。日本人医師として中村医師のスピリットは継承していきたいそうだ。(地域リポーター・田中みゆき=佐賀市)

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