高浜原発3号機で原子炉から取り出され、使用済み核燃料プールに移されたMOX燃料=27日午後、福井県高浜町(関西電力提供)

 高浜原発3号機で原子炉から取り出され、使用済み核燃料プールに移されたMOX燃料=27日午後、福井県高浜町(関西電力提供)

 関西電力は27日、定期検査中の高浜原発3号機(福井県高浜町)で、プルサーマル発電で使用したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料2体を原子炉から取り出し、使用済み核燃料プールに移したと明らかにした。使用済みMOX燃料の取り出しは、15日に終えた四国電力伊方3号機(愛媛県伊方町)に続き国内2例目。

 関電によると、1体目を午後0時22分に取り出し始め、約20分かけて原子炉近くのプールに運んだ。2体目は午後2時すぎに運び終えた。

 原子炉内の燃料集合体157体のうちMOX燃料は28体あるが、今回の定検では2010年12月から使用していた8体を今月29日までに順次取り出す。他にウラン燃料73体を取り出す予定で、取り出した計81体は全てウラン燃料に交換する。

 政府や電力会社は、使用済みMOX燃料を化学的に処理(再処理)して取り出したプルトニウムを再利用する構想を掲げるが、国内に再処理できる施設がない。関電は当面、8体をプールに保管するという。

 福井県は27日、使用済みMOX燃料の処理・処分について、技術的な検討や研究開発を加速し、具体的な方策を明らかにするよう要請する文書を経済産業省資源エネルギー庁に提出した。

 関電は4月上旬の原子炉起動、5月上旬の営業運転再開を目指している。【共同】

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