女性職員に対してセクハラを繰り返したとして、鹿島市が産業部の40代係長級男性職員を減給の懲戒処分にした問題で、市は27日、女性職員3人から被害の訴えがあったと明らかにした。
市総務課によると、昨年11月、女性職員3人から届け出があった。男性職員にハラスメントを受けているとの報告で、見下すような言動や体型や服装に関する性的な言動があったほか、執拗(しつよう)に食事に誘われた女性もいたという。
これを受けて市は男性職員への聞き取りを行い、懲戒処分を決めた。処分は今月16日付。男性は女性職員に謝罪し、場所を移して業務にあたっている。
市総務課は「職員のハラスメントに関する認識不足があった」として、職場での研修の実施など改善策を示した。