3年連続14度目の優勝を飾ったSUMCO伊万里=唐津市文化体育館

 第73回東西松浦駅伝大会(佐賀新聞社主催、唐津市・伊万里市・有田町陸上競技協会主管、佐賀ダイハツ販売特別協賛)は26日、SUMCO伊万里の3年連続14度目の優勝で幕を降ろした。圧倒的な力で制した前回から一転、前半2位、後半も3位と苦しみ抜いてつかんだ薄氷の3連覇で、他チームの追い上げも際立った。

 SUMCO伊万里はブレーキ区間が数区間あり、大会新記録を樹立した前回からタイムを7分12秒落とした。それでも4区古賀慶彦、6区河﨑貴志、アンカーの8区坂取健斗らが必死にばん回し、累計で2位唐津市役所と1分2秒差で優勝。総合力の高さで王座を死守した。

 昨年18位の唐津市役所は大躍進を遂げ、チーム史上最高の2位を勝ち取った。5区で区間新記録を樹立した上野剛士、新加入の森山青空を筆頭に、全体的なレベルアップを印象づけた。3位の有田町スポーツ協会は前回から順位を二つ上げ、13年ぶりの3位入賞。4区前田剛寿の区間2位が最高だったが、メンバー全員で堅実にたすきをつないだ。

 前回の下位が飛躍し、上位が順位を落とす番狂わせも多かった。前回17位の伊万里中校区体協は5位に食い込み、11位だった二里町体協は6位に入って敢闘賞を獲得。一方で、前回2位の玄海町体協は15位、6位鏡体協は16位にそれぞれ転落した。各チームとも選手層の構築と底上げを図っており、油断すれば一気に順位が入れ替わる“戦国駅伝”の様相を見せた。

 シード権が与えられる上位10チームを見ると、伊西地区が前回から一つ多い7チーム、唐松地区が3チーム。予選会から挑むチームも含め、地域密着で強化を図り、来年も見応えのあるレースを期待したい。

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