ソウケを手に魅力をアピールする上田英知さん(左)、開智志さん(中)、上村大地さん=佐賀市のモラージュ佐賀

 佐賀大の学生3人が、大町町で300年続く毎年9月の伝統行事「ソウケ市」を支援する活動に取り組んでいる。昨年8月の佐賀豪雨で中止されたことを知り、売る予定だった竹を編んだ容器「ソウケ」を職人から預かり、佐賀市のモラージュ佐賀で26日に販売した。被災地支援の募金も呼び掛け、理工学部3年の上田英知さん(21)は「精緻な竹細工の魅力をいろんな方に知ってほしい」とアピールした。

 ソウケなどの竹細工は、明治初期に武雄市西川登高瀬地区で農家の副業として始まった。往時には500人以上の職人がいたが、家具や農具に合成樹脂が使われるようになると需要が減り、現在は2事業者が技を受け継いでいる。

 上田さんは佐賀豪雨のボランティア活動をしようと情報を集める中、毎年9月27~29日に大町町の旧長崎街道で開かれていたソウケ市が中止されたことを知った。町から職人の栗山勝雄さんを紹介してもらい、モラージュ佐賀の協力を受けてソウケや足付きザルなど24点を販売した。

 ソウケは直径21~33センチの5サイズあり、2750円~4070円。友人で理工学部3年の開智志さん(21)、農学部3年の上村大地さん(22)と買い物客に魅力を伝えた。上田さんは「海外で芸術品として評価され、約30年使える上、食洗機に入れてもいいことを訴えた。今回の取り組みがソウケ市の集客にもつながれば」と力強く語った。

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