課題研究について発表する有田工高デザイン科の生徒たち=有田町の県立九州陶磁文化館

課題研究発表で講評する佐藤可士和さん=有田町の県立九州陶磁文化館

 クリエーティブディレクターの佐藤可士和さん(54)の指導を受けて進めてきた、有田工高(津川久博校長)のデザイン科3年生31人の課題研究発表会が24日、有田町の県立九州陶磁文化館で開かれた。佐藤さんが見守る中「ENTER(エンター)」をテーマにした有田を元気にするものづくりに取り組んだ成果を披露した。

 佐藤さんは昨年から、同科の生徒を中心に特別授業を実施。本年度の3年生は1年先輩が佐藤さんとの授業で決めた「エンター」をテーマに、卒業制作として課題研究に挑戦。4、9月に同校で佐藤さんの助言を受け、制作を進めてきた。

 生徒たちは、Vチューバ―(バーチャルユーチューバー)による同校紹介、有田のPR動画、陶片アクセサリーの製作など、個人やグループで発表。佐藤さんは「率直に面白かった。Vチューバーなど新しいものもあり、デザインは時代そのものだと実感した。チャンスは、こうしたいという思いがないとものにできない。その思いを持って頑張って」とエールを送った。

 嶋江大悟さんは、卒業制作展のポスターを作り、佐藤さんとのやりとりのプロセスも含めて作品にしたことを評価された。生徒を代表してお礼を述べ「例年と違う課題研究の内容に戸惑ったが、皆が授業に胸を膨らませた。悩みながらも必死に課題に取り組んだことは強みになる。ものづくりの力で未来を創造していけるよう精進します」と誓っていた。

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