集落営農組織の今後の在り方について基調講演する兵庫県丹波篠山市の農都創造政策官・森本秀樹氏=小城市のドゥイング三日月

 集落営農組織や法人について学ぶ佐城地区の研修会が20日、小城市のドゥイング三日月で開かれた。地区の集落営農組織のリーダーら約330人が参加。農業を取り巻く状況が厳しさを増す中、集落営農に、農地や地域を守る「担い手」としての大きな役割があることを学んだ。

 長年、集落営農の指導に携わる兵庫県丹波篠山市の農都創造政策官・森本秀樹氏が基調講演した。森本氏は、米価が下がる一方、農家は超高齢化が進み、今後は引き受け手のいない農地が増えてくると現状を説明した。集落営農とは、今後も生き生きと暮らせる農村を築くことで「条件が悪くこぼれ落ちる田んぼこそ、集落営農で守るべきだ。その担い手が、集落営農組織になる」と述べた。

 組織の強化に向けては、集落でのビジョンの共有が重要と強調し、「10年後、20年後に誰が農地を担い、地域を守るのか、集落でじっくり話す必要がある」と指摘した。

 具体的な手法として、地区の20歳以上の全員の声を集めたり、世代別に座談会を開いたりすることなどが有効だとアドバイスした。「収益性、社会性、継続性をキーワードに持続できる担い手組織になってほしい」と締めくくった。

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