脇山玄海町長の建設業者からの現金受領問題を受け、報道陣への取材に応じる山口祥義知事=午前11時15分ごろ、佐賀県庁

 玄海原発が立地する東松浦郡玄海町の脇山伸太郎町長が、原発関連工事を受注する企業からの現金受領を認めたというニュースは、佐賀県内の自治体トップに驚きとともに伝わった。山口祥義知事は「町長は説明責任を果たすことに尽きる」と言及し、自身の金銭授受については否定した。

 午前11時過ぎ。県庁に戻った山口知事は報道陣に対し「朝刊を見てびっくりした」と驚いた様子で答えた。その上で、脇山町長については「説明責任を果たすことに尽きる」と述べた。

 福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」から自身が金銭を受け取ったかを問われると「一切もらっていない」と断言し、今回の報道を受けて後援会に再確認するように指示したことを明かした。「原発のことは県民との間の信頼関係が何よりも大事」とした上で、「少しでも疑念を持たれると、政治家としての発言が信用されなくなる」と神妙な面持ちで語った。

 玄海原発から5キロ圏内に市の一部が含まれる唐津市の峰達郎市長は「町長がしっかりと説明責任を果たされるものと信じている」とのコメントを発表した。

 県、唐津市とも、塩浜工業の公共事業の受注実績は確認できなかったという。

 県警には各報道機関から問い合わせがあり、捜査第2課の小栁典次席は「法と証拠に基づいて適正に対応する」とコメントした。

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