窯開き展に出す新作の一部。日用の食器を並べ、普段より安く販売する

 多久市東多久町別府の寒鶯(かんおう)窯で25、26の両日、新作の唐津焼を並べる「窯開き展」が開かれる。一昨年に続いて31回目で、素朴な味わいの食器を販売する。

 コーヒーカップや小皿、湯飲みなど日常で使える器がそろう。お湯を入れても手が熱くならないよう、表面に凹凸を付けるなどした作品も並べる。窯主の田中邦子さん(69)は「使うほど渋みが出て、変化を楽しめるのが陶器の魅力」と話す。

 多久市内の高校を卒業した後、京都市で写真の現像の仕事に携わり、職人に憧れを抱いたのが作陶のきっかけ。30歳で帰郷して唐津焼の窯元や県立有田窯業大学校で学び、1988年に自宅に窯を築いた。「うまくいかないことも多いけれど、試行錯誤の連続が楽しみでもある」という。

 両日とも午前10時~午後5時。電話0952(76)4356。

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